弟子規とは何か



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弟子規とは何か…李毓秀【1662-1722】は、字を子潜といい、清山西絳州の人であり、才能に秀で、教書を専門に編纂していた。彼が編著した「弟子規」は、当時において大変に流行し、倫理道徳を伝授する啓蒙の書として成立した。

 宋代の大学者であった朱熹が編著した「童蒙須知」は、後に李毓秀が自らの教学経験を加味して「訓蒙文」として編集し直し、さらに李毓秀の同時代の人であった●有仁がこれを改修して最終的に現在のような「弟子規」となった。

●…「西」の下に「貝」の字。

 「弟子規」は、家にあってはどうあるべきか、外にあってはどう振る舞うべきか、人にはどう接するべきか、物をとう取り扱ったらよいか、どう学ぶべきか、など主に五つの方面について児童の習慣と品行を涵養するものとなっている。それは、読みやすくて理解しやすく、韻を優美に踏んでおり、内容もまた中国の伝統的な倫理と道徳に符合しているため、清代以来、啓蒙の読み物として中国で愛読されている。

参考文献…中国児童成長必読書「三字経・弟子規・百家姓・千字文」、正見網中文版